では、壁の中の結露をどの様に防げばいいでしょうか? 一番大事な事は空気中の水分をなくすこと。 室内の湿度を除湿し、乾燥させば良いことですが、そのためには通気が必要です。 そうすれば結露が出来る可能性が無くなります。
壁の中にグラスウ−ルを重鎮すると、通気が出来ないので結露だらけになり、大変な事になります。
政府が地球の温暖化の阻止のため、断熱性能を高めるために高気密を推奨した訳ですが、 逆に高気密の方が結露が発生しやすいと言うことがわかったのです 。 しかし、建築材料の使い方により結露はある程度防ぐことが可能ですが… 例えば壁に板を張ったから、漆喰、和紙で仕上げたから珪藻土を使ったから大丈夫。 だからといっても安心は出来ません。 ある記事で「結露はその家の涙である 」という記事を見たことがあります。 この様に結露をする事によりカビが発生し、そのカビを食べるダニが発生する事になるんです。
人間の身体は呼吸しています。 家においても使用されている材木は、人間と同じように呼吸している訳なんです。 あなたの大事なその家にビニ−ルを着せますか。 どうです? おわかり頂けましたでしょうか? 【余談】 ある方からこんな体験を耳にしました。 それは外壁の中でゴソゴソ物音があまりするので気になって仕方なく困っていました。
だけど、いつかしなくなるだろうと思いそのままにしていたのですが、 あくる日もまだ音がします。どうも小鳥が壁の中にいるようでその方は、 かわいそうに思いとうとう壁を破る事にしたそうです。 すると小鳥は見事救出、出来ましたが壁の中のグラスウ−ルは結露でビシャビシャ。 その現実に驚いたその方は、大工さんを呼び全てのグラスウ−ルを取り除いたと言う話を聞いた時、 「やっぱり」と思いました。私もその少し前そのような体験をしていたからでした。